がんこ爺とは

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がんこ爺がここさまの産みの親

gankojiji「ああ、自分がやりたかったのはこれだったんだなと今になってしみじみ思っています。」と熱く話すのは陶芸家でありながら、こだわりの手打ちうどんづくりをはじめ、地産地消のまちおこし「岩国づくし」を情熱的に手掛けてきた「がんこ爺」こと山田象陶(やまだしょうとう)さん(73)だ。中学3年の時、広島県三原市から転居で岩国にやってきた。進学した高校は当時、錦川を渡った横山の城山ふもとにあり、通学のため錦帯橋を歩いて渡った。自然豊かな城山、母なる川・錦川・・・・。そうした景観の中に架る錦帯橋の姿は以来、心の中から消えたことはない。「洪水に負けない錦帯橋は吉川さまや家臣、すべての領民が心をひとつにしてできたものです。まちの心の象徴、心の架け橋なんです。その思いをもっともっと広げたくて・・・」。その思いから生れたのは、錦帯橋の精霊「ここさま」だった。

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いま、山田さんが取り組んでいるのは「ここさま」を中心にしたまちおこし、商品、サービス開発だ。およそ1年前から構想を練り「こころさま」「こころちゃん」から一転二転、「ここさま」に落ち着くまで何度も語感や印象を確かめた。

キャラクターデザインも何十枚と下絵をつくり、周囲の反応も聞きながら現在のものになった。

「私としてはとて満足できるものになったと自負しています。優しくて、見るだけでほっこりするでしょ。ここさまは皆さまのここさまであってほしい。多くの人々の心を映し込みながら、もっと成長してもいいじゃないですか」と笑う。

ここさまを、市民や観光客に知ってもらうための商品開発を企画提案すると、多くの仲間が賛同し、たちまち各種商品が生まれた。

自身が店主を勤め、こだわりの極麺で知られる「手打ちうどん山田屋」(岩国市阿品)では紅白の「ここさまうどん」、「ここさまかりんとう」を開発、自分の原点の一つである吉香窯(同)でも「ここさま」の陶芸シリーズを生み出した。

商品開発を手掛けてまだ数カ月。「もっともっと増えますよ」と山田さん。

いずれの商品にも幸せを感じさせる黄色の「ここさまシール」が張られる。「ここさまカード」も添付、裏面のここさまは購入者が自分でここさまのかおが描ける。ここさま商品を置く店には「ここさまのぼり」をなびかせる。

私の生きざまそのもの

13-2こうした仕掛けを一気に進めてきた山田さんは独特の人生を歩んできた。大学を卒業後は、日立に入社、業績の悪化している部署を立て直す伝説のサラリーマンとなったが20代後半で脱サラ。人がやらないことを手掛けたいと陶芸品の販売業を経て、自ら陶芸家になる道を選んだ。

やりだしたら、とことん極めないと気が済まない。地元で百年以上途絶えていた窯を復活させた上、陶芸界をあっと驚かせるような釉薬を開発するなど、その世界で名を挙げたが、陶芸家として成長した息子に窯を任せると、うどんの世界に飛び込んだ。「素人になにができる」という声を押しのけ、今やプロの調理人も競って求めるコシのあるうどんを生み出し、評判を広げている。

「土をこねるのも、小麦粉をこねるのも根底は同じものがあるでしょう。陶芸は無駄ではなかった」と話す山田さん。次に目指したのは地元食材にこだわったコラボレーションだった。

地元産のイセヒカリ、高森牛、れんこん、揚げもの、菓子、地酒などをラインナップ。これも岩国を代表する商品として軌道にのせることができた。

「私はやりくさすのは嫌なんです。岩国づくしも何とか立ちあがった。テレビの取材もあるなど、ブレイクの兆しも見えます。」

そして、いま一心に取り組んでいるのが「ここさま」というわけだ。

1-2「もう、これは私の人生の集大成と言えるものですね。私は失敗を失敗と思ったことがない。すべて次の成功のための試練なんですよね。これまでの取り組みはすべてここさまのためにあったと言ってもいいでしょう。私の生きざまそのものなんです」というほどの気の入れようだ。

すべての原点は「やはり錦帯橋だった」という山田さん。その素晴らしさを伝え、錦帯橋世界遺産登録運動を応援することが念頭にある。

「いやいや、自分だけの力ではここまで出来ません。多くのみなさんのおかげです。私がやったというよりも力を合わせながら導かれたという感じでしょうか・・・」

一番願っているのは、ふるさとの心をひとつにまとめていくこと、まちの発展につなげること。

ここさまの商品開発ではTシャツやぬいぐるみ、キーホルダーなども考えている。

「子供たちにもっと伝えたいですねえ。ええ、ここさまの物語をつくって紙芝居なんかするのも面白いと思っていますよ。」あふれ出る夢は尽きない。

お気軽にお問い合わせください TEL 0827-43-1665 (月・火曜休み 営業時間11時20分〜14時)

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